クラシックロード2010

May 05, 2010

[競馬]3歳世代は本当に強いのか?

何度か書きましたが今年のクラシックロードは、人気の馬が期待にこたえるというレースが続いています。故障馬が少ない事もあり日本ダービーは大変盛り上がりそうです。

それでは今年の3歳世代は強いのでしょうか。秋のG1戦線でも3歳世代は実力を発揮できるのでしょうか。
現時点での見立てでは十分に通用すると思います。
今年の3月以降の主要競争で「同条件」、「同一馬場」の競争が「同じ週」に行われたレースの走破時計を比較してみました。

■2010年
東京2400m 良
 2.24.3 青葉賞(G2)  [5/1]
 2.25.3 4歳上1000万条件 [5/2]
中山2000m 稍重 
 2.00.8 皐月賞(G1) [4/18] 
 2.02.2 4歳上1000万条件 [4/18]
中山1600m 良
 1.32.9 NZT(G2) [4/10]
 1.33.8 4歳上1000万条件 [4/10]
阪神2000m 良
 1.59.9 若葉S(OP) [3/20]
 2.02.4 4歳上1600万条件 [3/21]
中山1800m 良
 1.48.2 スプリングS [3/21]
 1.49.9 4歳上1000万条件 [3/21]
中京1200m 良
 1.08.7 ファルコンS [3/20]
 1.08.9 4歳上1000万条件 [3/20]
 
毎日杯と弥生賞、すみれSは同一週の同距離レースがありません。
3月以降のOP以上のレースでは全て同一週の1000万(1600万)条件よりタイムよりもかなり早い時計です。

古馬条件戦よりタイム早いだから何?1000万や1600万でしょ?という風に思われる人が多いと思います。
皐月賞のレベルは例年古馬1600万条件クラスと言われます。
2004年/2005年/2008年/2009年/2010年では皐月賞と同じ日に芝2000mの1000万条件のレースが行われていました。走破時計を比較してみます。

2010 ヴィクトワールピサ[稍重]
 皐月 2.00.8 古馬1000万 2.02.6
2009 アンライバルド[良]
 皐月 1.58.7 古馬1000万 2.01.7
2008 キャプテントゥーレ[良]
 皐月 2.01.7 古馬1000万 2.02.3
2005 ディープインパクト[良]
 皐月 1.59.2 古馬1000万 2.01.8
2004 ダイワメジャー[良]
 皐月 1.58.6 古馬1000万 1.59.0

5年で1度も皐月賞の時計が古馬1000万条件の時計を下回った事はありません。年度が違えば馬場が別物ですので比較はできませんが同じ日で同じコースのレースであれば比較対象には成りえると思います。
それでは世代レベルが低いといわれている2009年や2008年の牡馬はどうだったのでしょう。

■2009年
東京2400m 良
 2.26.3 青葉賞(G2)  [5/2]
 2.25.2 4歳上1000万条件 [5/3]
中山2000m 良 
 1.58.7 皐月賞(G1) [4/19] 
 2.01.7 4歳上1000万条件 [4/19]
中山1600m 良
 1.33.8 NZT(G2) [4/11]
 1.33.8 4歳上1000万条件 [4/11]
阪神2000m ※参考[若葉Sは良/1600万は稍重]
 2.02.1 若葉S(OP) [3/21]
 2.04.1 4歳上1600万条件 [3/22]
中山1800m 良
 1.50.8 スプリングS [3/22]
 1.50.1 4歳上1000万条件 [3/22]
中京1200m 良
 1.08.9 ファルコンS [3/21]
 1.09.0 4歳上1000万条件 [3/21]
 
毎日杯と弥生賞、すみれSは同一週の同距離レースがありません。

■2008年
東京2400m ※参考[青葉 稍重/1000万 良]
 2.26.9 青葉賞(G2)  [5/3]
 2.25.8 4歳上1000万条件 [5/4]
中山2000m 良 
 2.01.7 皐月賞(G1) [4/20] 
 2.02.3 4歳上1000万条件 [4/20]
阪神2000m 良
 2.01.6 若葉S(OP) [3/22]
 2.01.9 4歳上1600万条件 [3/23]
中京1200m 良
 1.09.0 ファルコンS [3/22]
 1.09.3 4歳上500万条件 [3/22]
 
毎日杯と弥生賞、すみれS、スプリングS、NZTは同一週の同距離レースがありません。

他の年も比較できるといいのですが、2007年以前は同一条件のレース数が大きく減ります。
2008年/2009年では同条件のレースで走破時計が1000万条件とほぼ互角ですから、少なくとも3歳の重賞戦線は古馬1600万クラス以上のレベルにあると思われます。この事から古馬混合になった時には活躍が見込めるのではないかと思います。

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March 21, 2010

[競馬]帰って来た最強世代

今年の牡馬クラシック戦線は注目馬が揃っています。
皐月賞前の状況は2002年を彷彿とさせます。
2002年は皐月賞までタニノギムレットを筆頭として連帯率100%の馬や1敗だけの馬が揃っており、盛り上がりの期待されたクラシック戦線でした。皐月賞はノーリーズンとタイガーカフェで波乱となりましたが、その後にも活躍馬を多数出して世代混合G1勝ち鞍は2002年クラシック世代が最多勝利です。

今年の有力馬はこの馬たちでしょうか。

ローズキングダム
父 キングカメハメハ 母 ローズバド
無敗の2歳チャンピオン、母はG1勝ちにもう一歩の成績に甘んじ続けたローズバド。今後の距離延長には不安は無い感じです。スプリングSで3着に敗れはしましたが世代トップクラスにいることは間違いないでしょう。
成長力がないタイプという事はないでしょうが、善戦どまりでクラシック無冠という事があってもおかしくありません。

ヴィクトワールピサ
父 ネオユニヴァース 母 ホワイトウォーターアフェア
弥生賞を快勝し、5戦4勝。デビュー戦で2歳チャンピオンローズキングダムに土を付けられましたがそれ以外は無敗です。母の産駒はアサクサデンエン、スウィフトカレント等中距離までを主戦場とする馬が多いです。ネオユニヴァースも長距離が得意とはいえない馬でしたから菊には向かなそう。気性的には折り合いがつくタイプで上手な競馬をするので2400mまでは問題ないと思います。

アリゼオ
父シンボリクリスエス 母スクエアアウェイ
共同通信杯で人気を裏切りましたがスプリングSで2歳チャンピオンローズキングダムを撃破しました。スプリングSは上手く立ち回りましたが共同通信杯では折り合いに苦しみ直線の伸び足を欠きました。距離は2400mまでが良さそうです。皐月賞が一番チャンスがあるのではないでしょうか。

エイシンアポロン
父 ジャイアンツコーズウェイ 母 シルクアンドスカーレット
京王杯2歳S勝ち馬ながら、ローズキングダム、ヴィクトワールピサ、リルダヴァルに敗れているこの世代の物差し馬。着差だけを考えるとリルダヴァルに一番大きく敗れています。リファール/サドラーズウェルズ/ジャイアンツコーズウェイとノーザンダンサー系を3代にわたって掛け合わされた配合で、内国産馬ではあまり見ない血統です。弥生賞で距離の目処はたちましたが、勝負になるのは皐月賞でしょうか。

コスモファントム
父 スティーヴンガットイーヴン 母 サザンハウス
ラジオNIKKEI賞ではヴィクトワールピサと差のない2着で世代トップクラスの実力ですが、残念ながら皐月賞には間に合わない見込みです。ダービーの裏路線を一度たたいてダービーで人気薄の一発ありそうな気配も・・・

ガルボ
父 マンハッタンカフェ 母 ヤマトダマシイ
朝日杯は未勝利勝ちあがり直後ながら4着と健闘し、シンザン記念は手薄なメンバーながら好時計でブッチギリの勝利。父はマンハッタンカフェですが距離は短いところが良さそうです。皐月賞後はマイル路線に向かうのではないでしょうか。

エイシンフラッシュ
父 キングズベスト 母 ムーンレディ
時計の裏付けがなく、唯一対戦した世代トップクラスのコスモファントムには0.4秒差で敗れておりG1タイトルは難しいかと思います。一番チャンスがありそうだった皐月賞に直行となってしまいクラシック制覇は厳しそうです。

ヒルノダムール
父 マンハッタンカフェ 母 シェアエレガンス
その後の活躍が目立つラジオNIKKEI賞組で、評判馬ルーラーシップを若葉Sで黙らせました。ペルーサに若葉ステークスで敗れましたがクラシックのみならず古馬になってからも期待の出来そうな一頭です。

ハンソデバンド
父マンハッタンカフェ 母クラウンアスリート
アリゼオがスプリングSを制したことで注目が高まった共同通信杯の覇者。母はニューイングランドの妹で未出走ですが、距離の壁にぶち当たることは無さそうです。一度も皐月賞を制した事のない共同通信杯からの皐月直行ローテーションですから狙いはダービーでしょうか。

ネオヴァンドーム
父ネオユニヴァース 母プリンセスカット
きさらぎ賞を制覇して皐月賞直行です。世代トップクラスとの対戦経験がないので実力が未知数ですが、臨戦過程が良くない。皐月賞で結果を出しているデムーロ騎手でどこまでやれるか・・

レーヴドリアン
父スペシャルウィーク 母レーヴドスカー
母レーヴドスカーはジャパンカップ出走馬で、産駒は全てオープンクラスまで勝ち上がっている名牝です。残念ながら兄姉は全て脚元に不安がありました。
この馬は体が小さいですし丈夫であれば将来に期待が出来そうです。

[毎日杯出走予定組]
ダノンシャンティ
父フジキセキ 母シャンソネット
ラジオNIKKEI賞、j共同通信杯で世代トップクラスと接戦を演じた有力馬。
実力はありながら1勝馬ですから毎日杯で賞金を加算したいところでしょう。
毎日杯は未知の魅力で人気する馬がいっぱいいますから馬券的には一番美味しそうです。

リルダヴァル
父 アグネスタキオン 母 ヴェイルオブアヴァロン
2戦2勝ながらいずれも圧勝で2戦目で倒したコスモファントムはその後のラジオNIKKEI賞でヴィクトワールピサと接戦。単純な着差比較であればこの馬はトップクラスという事になります。しかも野地菊Sの走破時計は非常に優秀です。故障で頓挫し、復帰初戦の毎日杯次第では一気に主役ということもあるでしょうか。ディープインパクトの近親にあたり毎年注目される母馬ですが、実は兄弟に活躍馬はいません。オープン馬はいまだ輩出しておらず、兄弟には体質の弱さが目立ちます。

ルーラーシップ
父キングカメハメハ 母エアグルーヴ
両親に歴史的名馬のクラシックホースをもつ超良血馬。デビュー2戦目でヒルノダムールに敗れましたが500万条件では不利をものともしない勝利で母エアグルーヴのいちょうSを思わせる勝ちっぷりでした。
ローズキングダムが敗れたため、毎日杯の内容次第では一気に主役に躍り出るところですが、強力なメンバーが揃っているのがどうか・・・

ザタイキ
父アグネスタキオン 母フローラルレディ
近年活躍馬の少ない大樹のクラシック候補、ステップレースとしては未知の惑星が多い毎日杯で賞金加算を狙いますがどうでるか。

[ダービートライアル組]
ペルーサ
父ゼンノロブロイ 母アルゼンチンスター
地味な着差での2連勝であり、地味な血統からそれほど話題にはあがりませんでしたが若葉Sでヒルノダムールを封じて一躍ダービー候補の1頭となりました。皐月賞を回避して青葉賞からダービーとの事ですが、どうなるでしょうか。

ハートビートソング
父ゼンノロブロイ 母フィールグルービー
無敗で500万を制したゼンノロブロイ産駒地味'sのもう一頭。成長力のありそうな馬で父同様にダービートライアルからクラシックロードに乗っかってきそうです。

トゥザグローリー
父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー
ルーラーシップ同様に血統で人気している一頭。姉2頭は体質が強くありませんでしたのでこの馬はどうでしょうか。デビューが遅かった分、ダービーまでの日数がなく調整が難しそうです。

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