[競馬]6年前の再現のように見えるが・・実は
オルフェーヴルが天皇賞・春で惨敗しました。ミスキャストの仔であるビートブラックが勝利し大波乱の結果となりました。父ミスキャストはマイルの女王ノースフライトの仔という良血から準OP勝ちの実績しかありませんでしたが種牡馬入りし見事にG1勝ちを手にしました。鞍上の石橋騎手とともに初のG1制覇となりました。
イングランディーレの再来のように見えるレースですが、超高速馬場で行われた走破時計は歴代の天皇賞で2番目に速い3.13.8でした。天皇賞・春を3分13秒台で走った馬はビートブラックとディープインパクトしかいないわけです。(どちらも超高速馬場の恩恵があった事は事実ですが・・)
超高速馬場を思い切りよく最内からスタートし、最短ルートで駆け抜けたとはいえこの時計は見事です。ラップも1000m通過が「1.00.0」、2000m通過が「2.01.9」、3000m時点で「3.01.9」ですからラップタイムとしても優秀です。3000m通過タイムが既に菊花賞レコードです。オルフェーブルの位置から差し切ろうと思えば、少し前にいたウインバリアシオンの上がりと最終着差から計算すると最低でも32秒台前半の上がりが必要です。
オルフェーヴルは阪神大賞典の失敗から、同じ過ちを繰り返したくないために、折り合いをつけていただけでした。オルフェーヴルが向こう正面から仕掛けていたとしてもあの走破タイムでは差し切れなかった可能性の方が高いでしょう。
イングランディーレが勝った年のようにOPクラスなら誰でも走れるタイム(3.18.4)[今年の最下位18着が3.18.6]で逃げ切ったレースとは実は中身が違ったと思います。勝った馬は今年の天皇賞・春とレースに関して言えば間違いなく強かったです。
ビートブラックが今後強くなるのかどうかはまた別の話であり半信半疑です。しかし、2002年の有馬記念でブービー人気で2着したタップダンスシチーの走りを見たときに当時5歳馬ですぐに6歳馬になるマイナー血統のタップダンスシチーの走りをみて、私は「マグレ」だと思いました。その後の活躍は競馬をしている人ならご存知かと思います。
オルフェーヴルは宝塚記念位の距離が良いでしょうから、宝塚記念に出走するならまた人気になるでしょうが、オーデマピゲクイーンエリザベスII世カップを圧勝したルーラーシップが出走するなら1番人気をさらわれるかもしれない負け方でした。

